陽さいど






「…なんだあれ…」






俺の一言が三人の沈黙を破った。




「姫希ちゃんだって。」


「んなの、どーでもいい。」


「…まさか、[姫]ではないよね…?」


「まさか。あんなのが
姫だったら俺らはどんだけ弱ぇんだよ。」


「だな…。」







…姫…




全国№1の族の総長……





いつか俺らは絶対にその座を奪ってやる…