◎祐さいど
バタンと閉まった扉を見て
俺は開いた口が閉まらなかった
「…どーすんのよ…これ」
「どーするもなにも…」
認めるしかないんじゃねぇ?
って、引きつった顔で言われても
説得力ないって…!
俺は今後のことを想像して溜息が漏れた
きっと、族のメンバーに紹介すんのは
俺なんだろーなぁ…
もうRoseと喧嘩すんなぁ!!
って言ったり、
喧嘩を止めたりすんのも
俺の役回りなんだろぉな…
そう思うとつくづく
自分の立場が損だと思う
「まぁ…龍が変わったんならいっか」
「…?」
昔の龍を想像して俺は笑った
あんな時代もあったなぁ…と
「…さてっ!銀龍の緊急集会だあ!!!」
「おっけ。」
祐さいど おわり