不良姫×不良王子









「…わかんねぇな…」


「なにがわかんねぇの?」


「俺たちに隠し事か?」




…いつからいた?




「陽に祐か。」


「なんだよっ!久しぶりの登場なのに!!」


「絶対、俺たちのこと忘れてただろあの作者。」



(ギクッ∑)





「…たしかに久しぶりだな。」




夜の闇に溶け込んでいたのか
それとも俺の勘が鈍っていただけなのか

どちらでもいいが、




「いつからいた?」


「んー…最初っから?」


「お前が屋上に来たときには既にいたな。」






俺が気づかなかっただけか…