不良姫×不良王子






「ってゆうかさー?
銀龍総長と姫って繋がってたんだ」



「さっきね、
ここにこの人がいるのは
本当にたまたまだ。」



「ふーん…庇うんだ。」



「関係のない人を
傷つけようとは思わない。」



「あっそ。姫ってそんな人なんだ。
つまんない。帰っていいよ」





笑ってたかと思うと
つまらなさそうな顔をする




…おめーは猫かっ!




「っていうか、
あたしに怪我させといて
帰っていいよはないんじゃない?
それに仲間を傷つけた事だって」



「あー、それさ
俺じゃないんだけど?」



「…は?」



「幹部達が俺に内緒で
Roseを襲ったんだって。
ま、信じなくてもいいけど」




無表情で言う空魔総長は
嘘を言っているようには見えなかった