不良姫×不良王子






グサッ





「……っ…い…った…」




生暖かいものが足を伝う、
右足の太ももにはナイフが刺さっていた



振り下ろされるバットをよけ
あたしを刺した男はさっき回し蹴りをした男



もう一度、腹を蹴り上げると
今度は本当に気絶した





最後の男がバットを振り下ろした……





(足…うごかない…っ)





頭に当たる…!





そのところで目を思い切り閉じた