不良姫×不良王子






「…だとしたら?」


「俺らで潰すだけ。
アンタのいないRoseは
あっという間だったよー?」


ほんとに全国№1?



ニコニコと笑いながら言うから
余計にムカつく。




「アンタみたいな腰抜けに、
そんなことできんの?」



「…腰抜け?」




男のこめかみがピクっと動いた




「そうだ。
総長不在の族は
どこだって弱いはず…
それを狙ってくるなんて
腰抜けのすることだな。」



目をそらさずに一気に言ってやった




「ムカツク。
女だって容赦しねーよ?


おーい、好きにやっちゃっていーよ
俺コイツ嫌い。」




「あたしもあんたみたいなヤツ大嫌い」






ニッコリ微笑んでやったところで
一人の男が殴りかかってきた