不良姫×不良王子



―姫希さいど―





「ここが…空魔の…」





ついたところは薄暗くて
なんとも不気味な倉庫の前




今は静かだけど中はきっと
やばい数の武器を持った
男達がいるんだろうな…




確実に、確実に数を減らしていかないと
あたしの体力がもたない
傷口が開くのも避けたいし……






「はー……
久しぶりだから、鈍ってないかな?」




指を鳴らしてドアの前に立った





…行きますか






―ガシャァァァァァァアアアン







ドアを蹴って強行突破。






「おじゃましまぁす」







徹底的にぶっ潰す