不良姫×不良王子

陽さいど






「ねー…あの後ろにいた子ってさー…」




「それ俺も思った」




「姫だよね。」

「姫だよな。」




俺と祐は声をそろえて龍に言った。




龍はそんな俺たちの姿を見て頷き




「…見つけた」





小さく呟いた