あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

呼び止めかけて開いた口をまた結んで、あたしは急に寒くなったような気がする自分の頭に手をやってみる。


せっかくセットした髪をぐしゃにされちゃうのは、ホンキでヤ、なんだけど。


でも。


「みぃちゃんに撫でられるのは好きなのかも。」


みぃちゃんの出ていってしまった扉を見つめながら、あたしはポソリと呟く。


「うん、緑風は体温高いから、触れられてるとすっごく安心出来る気分になれるよね。」


なのに、独り言のつもりだったソレに、ヨシ君の声で返事が聞こえる。