あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

「………そっか。
未来はこの指輪が欲しかったんだな。」


ボソリとそう呟きを降らせて、その後黙り込んでしまったみぃちゃんの沈黙が痛くて。


「や、やだな、昔の話だってば。」


あたしはなるべく軽く聞こえるようにそう言って、みぃちゃんの腕の中から抜け出した。


「………未来。」


なんだか話す言葉を探しきれずに途方にくれてしまった、みたいなみぃちゃんは、思った通りに眉の下がった情けない表情になってしまっていた。


「ぷぷ。
みぃちゃんってば変な表情よ?
ヨシ君に愛想尽かされるような情けない表情はやめて、ね?」