あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

「ん………だってさ?
絶対に美樹は『今のまま』では居てくれねぇよ?
いままでもずっと変わり続けて来てるし。
きっともっとイイオトコになるに違いねぇし。」


ヨシ君に視線を向けながらそう言ったみぃちゃんの言葉に、あたしはハッとさせられた。


そう、だよね。


「なれるかどうかはわからないけどね?
でも僕が大好きな未来さんや緑風にふさわしい人間になる為に、いつだって頑張りたいと思ってるよ?」


膝の上のあたしをやわらかく抱き締めてくれながらヨシ君のくれた言葉が、あたしの中にゆっくりと降り注ぐ。


ほんっとに。


そのままで充分だと思うのに。