あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

「でも、未来さんがずっと兄弟が欲しかったのに僕達が気付いてあげられてなかった訳じゃないことが判ってひと安心、だよ。」


あたしが見上げた先にある笑顔がそんな風に言う。


「なにせ僕はちょっと世間一般の人達とズレてる事も多いからね。」


学園とその周りの狭い世界しか知らないし、って笑うヨシ君がホントは世界中の色んな人と友達だったり知り合いだったりしていてちっとも狭い世界にいるわけじゃないって事は知ってるけど。


「だから緑風から一人っ子で悩んだり苦しんだりしてないかなって言われた時には、そうだったのかも知れないって思って心配だったよ。」