あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

「みぃちゃんやヨシ君がどんな風に思ってくれたのかは知らないけど、あたしは今まで兄弟が欲しいなんて思ったことなんてないんだから!」


そう。


だって、あたし1人だけでもみぃちゃんと取り合いになってるっていうのに。


兄弟なんて出来ちゃったら、さらに競争率上がっちゃうじゃない!


「一人っ子だから可哀想、だとかってアッタマ悪い事言うような大人じゃないと思ってたんだけど?」


見上げたヨシ君に向かってしかめっ面をつくって見せて、ちょっぴりイラってした感じに言ってみる。


「うーん。
別に世間の風に吹かれたって訳でもないんだけどね?」


ヨシ君はそう言って苦笑した。