あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】

なのにみぃちゃんってば。


「あぁテーブルマジックかぁ。」


なぁんて呑気な口調で言うだけだし。


「んーと、これってばタネも仕掛けもあったりするんだけど、それはまた今度ね?」


ヨシ君は素敵な笑顔であっさり流そうとするし。


まぁ、あたしだってどうしても今すぐに知りたいって訳じゃないからいいんだけど、ね。


それよりも。


掌にのせられた、この箱の中身とその意味が知りたい。


「未来さん、開けてみてくれるかな?」


ヨシ君にうながされて、あたしはその箱にそっと手を伸ばした。