恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~


しかも、こないだは映画館で横に並んで座ってたから、カラダのサイドが密着するだけだったけど、今回は真正面から(センパイにとっては背面だけど)密着してる。

あたしのふたつの胸のふくらみ、センパイの背中にモロあたってるし、あたしが貧乳なの、バレちゃったかな?

おまけにおんぶされてる今、あたしはセンパイの背中で“M字開脚”状態だし、両足の太ももだってセンパイにガッチリつかまれてるし、よく考えるとコレってけっこー恥ずかしいかもなんて今さらのように思うあたし。


いや、それも気になるけど、あたし、部活の途中で汗びっしょりだし、臭いオンナだって思われてないかな?

エ~ン……こんなことなら球拾いなんか、汗かかない程度にテキトーにやってりゃよかったよぅ……。

また泣きたくなった。


なんでだろ?

好きなヒトと一緒にいると、自分がものすごくダメで、みじめで、情けないニンゲンみたいに思えてしまう。

あたしなんか、キミといっしょにいる資格がないって思う。

好きになる資格さえないんだ、って、そんなふうにまで思えてしまう。