顔面全体に痛みはある。
それなのに全然ツラくないんだ。
「い、一子、アンタ、頭の打ち所が悪かったんじゃ……」
木原先生は真顔で、ものすごく心配そうにしてる。
「先生、犬塚さん、は、鼻血出てますっ!」
あゆみセンパイが悲鳴のような声を上げる。
「ヘ~キ、ヘ~キ♪」
「わんこちゃん、大丈夫か!? まだ保健の先生、残ってると思うし、オレ、保健室まで連れていこっか!?」
ついには男子バレー部のほうから井川センパイまで駆けつけてくる大騒ぎになった。
「井川くん、お願いねっ」
「ハイ、先生!」
木原先生にちぎったティッシュを鼻血が出ているほうの鼻の穴に突っ込まれたあたしは、井川センパイに“おんぶ”をされて、その後も部活に精を出す他の部員たちを尻目に、センパイと二人で練習から離脱した――――
× × ×
それなのに全然ツラくないんだ。
「い、一子、アンタ、頭の打ち所が悪かったんじゃ……」
木原先生は真顔で、ものすごく心配そうにしてる。
「先生、犬塚さん、は、鼻血出てますっ!」
あゆみセンパイが悲鳴のような声を上げる。
「ヘ~キ、ヘ~キ♪」
「わんこちゃん、大丈夫か!? まだ保健の先生、残ってると思うし、オレ、保健室まで連れていこっか!?」
ついには男子バレー部のほうから井川センパイまで駆けつけてくる大騒ぎになった。
「井川くん、お願いねっ」
「ハイ、先生!」
木原先生にちぎったティッシュを鼻血が出ているほうの鼻の穴に突っ込まれたあたしは、井川センパイに“おんぶ”をされて、その後も部活に精を出す他の部員たちを尻目に、センパイと二人で練習から離脱した――――
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