恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~


だけどあたしは“ダイジョーブ”と声には出さず、だけど少し大袈裟な唇の動きでそう言った。もちろん満面の笑みで。

するとセンパイは“よかったァ~♪”という感じに笑ってくれた……ように見えた。

いや、きっとそうにちがいない。



そーなんだ♪

いっけん先週と変わらない感じではじまったみたいな放課後の部活だったけど、今週からは全然ちがう♪

だって、今まではとなりで練習してるのを見ていることしかできなかった井川センパイが、あたしのことを気にかけてくれてるし♪


練習中、不意に視線を感じて顔を向けると、センパイがあたしのことを見ていて、互いに微笑みを浮かべあう♪

そんなことが今日だけで、すでに2回もあった♪

2回もだよ、2回~っ♪♪


もともバレー部に入部したのだって、友達に誘われて断れなかったからだし、センパイたちの“パシリ”をやらされているあたしとしては、ぶっちゃけ部活はそんなに楽しいもんじゃなかった。

そう、先週までは。