ハイ、製作ノートです。

11作目となる本作品は、私の『ひとり恋~マイセルフパラダイス~』という作品が“SEVENTEEN”に掲載されるというキセキを自分で体験してみて、そのとき“頑張ってれば、いつかイイコトあるよ”って感じたキモチを作品に込めてみたつもりです。


実は完結までに、当初想定していたモノとは意図的に変えた部分がいくつかあります。

まず “ミュウトの職業”ですが、当初は最近、流行りの“執事”にしようかと思っていました。

でも“他のヒトがやってることなら、あおいがやる必要ないじゃん♪”と思いましたし、それよりも、モノをつくるニンゲンとして、ヒトの真似だけはしたくないという思いが強くて“ホスト”に変更しました。


そして“一子が誰と結ばれるか?”についてですが、最初アタマの中にあったのはミュウトと結ばれるエンディングでした。

でも高校生の女のコが“ホスト”と結ばれたとして、そのときは一時的にめっちゃ幸せでも、そのあとスグ“不幸”になるのは火を見るより明らかだったので、そこで王子さまの再登板となったわけです。

あっ、だからって別に水商売のヒトたちに偏見を持ってるわけじゃないですよ(汗)

まぁ、アタマの中には、ホストの世界から足を洗って猫カフェの店長となったミュウトと一子が結ばれる、っていうエンディングもあったんですけど、それだと“逆境を越えてキセキ的に結ばれるカップルの誕生”というエンディングにハナシをもっていくにはインパクトが弱いと判断いたしました。

おまけ的な意味での後日談として、あーいうラスト2章を書いてみましたが、作者的にはミュウトというニンゲンは現実には存在しない……つまりその正体はいつか一子が助けたノラネコだった、というふうに考えています。みなさんはどう思われましたか?


ではでは、次回作の主人公が、あおいの目の前をウロチョロしはじめましたので、今日はここまで☆ また次のおハナシでお会いしましょう♪ 群青あおいデシタ(=^・^=)