「“ノッポ王子”って……ミュウト、センパイのこと知ってたんだァ♪」
「王子さまは有名人だから、このまま一子とホテルにしけこんで、写真週刊誌になんかパパラッチされるんじゃねぇぞ~♪」
「……って、サイアクっ。やっぱアンタ、イケメンじゃなかったらサイアクだよっ」
「よく言われる♪」
“ぷっ”と吹き出してしまうあたしと井川センパイ。
そして、ミュウトの背中が公園の人ごみの中に紛れて、完全に見えなくなってしまうまで、ふたり並んで見つめ続けた。
あたしにとって……そして井川センパイにとっても思いもよらない、もうひとつの“キセキの出逢い”が今日ココで起きた。
いや、起きたキセキはそれだけじゃない。
中学1年のときから3年間、ずっと好きだった……そして初恋の相手だった“ノッポ王子”の井川センパイが、あたしのことを「好き」って言ってくれた。
コレって、やっぱキセキだよね?
そして、ふたりが付き合うようになったのも、もうひとつの“キセキ”だと思う――――
「王子さまは有名人だから、このまま一子とホテルにしけこんで、写真週刊誌になんかパパラッチされるんじゃねぇぞ~♪」
「……って、サイアクっ。やっぱアンタ、イケメンじゃなかったらサイアクだよっ」
「よく言われる♪」
“ぷっ”と吹き出してしまうあたしと井川センパイ。
そして、ミュウトの背中が公園の人ごみの中に紛れて、完全に見えなくなってしまうまで、ふたり並んで見つめ続けた。
あたしにとって……そして井川センパイにとっても思いもよらない、もうひとつの“キセキの出逢い”が今日ココで起きた。
いや、起きたキセキはそれだけじゃない。
中学1年のときから3年間、ずっと好きだった……そして初恋の相手だった“ノッポ王子”の井川センパイが、あたしのことを「好き」って言ってくれた。
コレって、やっぱキセキだよね?
そして、ふたりが付き合うようになったのも、もうひとつの“キセキ”だと思う――――