恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~


お返しとばかりに、今度はあたしが言った爆弾発言に、ミュウトが珍しく露骨に動揺してるのが手に取るように分かった……つもり。



「こないだはイキナリでビックリしちゃったけど、いいよ、キスして。ハイ」



そっと目を閉じて、ミュウトのキスを待つあたし。



目を閉じて何も見えなくなったあたしの耳に、それまで意識しなかったまわりの音がスムーズに流れ込んでくる。

日曜日の公園を行き買う老若男女の人々がおしゃべりする楽しげな声。

噴水が勢いよく吹き出し、そして水が流れていく清涼感のあるナチュラルな音。

安らぎと癒しを与えるハトの鳴き声。

遠くから聞こえてくるクルマの走る音や、電車の警笛などの機械音。

ほかにも目を開けてるときは気づかなかった些細な、いろんな生活音も聞こえてくる。



「ねぇ、早く……キスして、お願い。心配しなくても今度は引っかいたりしないから」