恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~



「だよな。オレも頭ン中じゃ、そんなこと分かってるつもりなんだ。けど、前に一度、無理矢理オンナと付き合ってみようとしたことがあるんだが、やっぱダメだった。恋のやり方を忘れちまった……ってゆーか、どうやってオンナを好きになったらいいのか全然分からねぇんだ……」

そう言って、淋しそうに笑うミュウト。


「ミュウト……」

あたしは今だ涙が止まらない目で彼のことをまっすぐに見つめた。


「おっと。そーいう同情っつーか、哀れむような目でオレのこと見るなよ」


「別にあたし、そんなつもりじゃ……」


「いーんだ。これからは“捨てねこ”と“ミュウタ”のために、ホストでガッチリ稼いだカネを……そんで残りの人生も全部使うつもりだから」


「え? ミュウタって?」


「蒸発したオンナの忘れ物……オレの息子だ。名前は“美勇太(ミュウタ)”」

何げに爆弾発言パート2だった。