恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~



「ミュウト……そのヒトと結婚したんだね……?」


黙って2、3度うなずくミュウト。

「スゲェ大袈裟な表現に聞こえるかもしれねぇが、オレ、そのオンナを守るためなら、引き換えに命をくれてやっても惜しくねぇ、って……マジでそのくれぇ思うほど愛して、愛して、死ぬほど愛したんだ……」

遠い目をしながら微かに微笑む彼。

その女のヒトとの幸せだった日々のことを思い出してるんだと思う。



「けど、ある日突然、他にオトコを作って蒸発しちまった……」

そう言って、辛そうに軽く下唇をかむミュウト。



「ひ、ひどいっ……」

あたしは自分のことのようにハラが立った。


「あぁ、たしかにひでぇオンナだし、そんときは殺してやりてぇほど、そのオンナを恨んださ……」


「………」