――今までで、いちばん…




病院を、

“怖い”

と思った。



静かな廊下で、千夏ちゃんとふたり、ソファーに座る。



《手術中》


のランプがはやく消えないかと、何度も見やった。



まだ、状況すら呑めていないのに―


こんなに、不安が押し寄せると



何だか、具合悪く…




「うッ……」


『あすかッ!?』



アタシは、慌ててトイレに走った。

極度の不安で押しつぶされそうになって、吐き気が止まらない。



トイレで激しく吐きながら、泣いた。







―…お願いだから、神様。




やめてよ…




アタシ、もうひとりぼっちになりたくないんだってば…




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