『はぁ??何だよアイス溶けるだろーが』



さっき袋の中を確認したのはそのためか…



ってそんなことはどうでもいい。




「敬太、城山さんとは上手くいってる??」




アタシの不思議な感情が破裂した。


思い切った質問をしてしまった。



あの日男子に冷やかされていた敬太…



心のどこかで、「もしかしたら違うかもしれない」という期待をしていたのかもしれない。



正という彼氏がいるのに…自分は最低だと分かっていながらも、
この感情をとめられない。




『城山…って??』




敬太は、きょとんとしている。



「付き合ってるんじゃないの??」



その表情で、期待が当たったかもしれないという気になる。



だけど敬太はしばらく考え込んだようにした後、



『まぁ、そんなもんかもな…』



と照れたように呟いた。











………やっぱり………



アタシの淡い期待は見事に外れた。