『明日香‥』 そんなアタシの悪ガキみたいな笑顔を見つめる正。 「ん?何??」 一瞬だった でもアタシはそれを見逃さなかった 正がすごく、 寂しそうで 壊れそうな儚いものに見えた‥。 きっと正はそのときから、 これからのアタシたちの結末を予感していたのかもしれない。 だから不安だったのかもしれない。 『あ、お前の家ってそっち?』 正が右を指差して言う。 「‥う、うん」 ぼんやりしているうちに、2つの別れ道に差し掛かっていた。 アタシは右のほうに曲がればすぐ家だ。