―それからは、ひたすらつまらない地理の授業に…
大ッ嫌いな数学。
頭がパンクしてしまいそうだ。
昼休みのことがまるで夢のように思えてくる。
何だか現実に引き戻されてしまった。
あーあ…二時間前に会ったばっかりだけど…
正にめちゃくちゃ会いたい。
どうにかして会うことは出来ないのかなぁ…
机にうつ伏せの状態で遠くにある綺麗な教会を窓から眺めつつ、
そんなことばかり考えていた。
――正…アタシね、このとき、頭のなかに敬太なんか居なかったよ。
あなただけを好きだった。
それを信じてほしい
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