『でも、あくまでも夢だからな??
俺の勝手な願望かもしれないから。』
アタシはその言葉を聞き逃していた。
なぜなら、音が耳に入ってこなかったから。
「と、とりあえず、戻ろう。教室。」
『…ああ』
ぎこちない空気で教室に戻る。
敬太は、最後はアタシに挨拶もせず自分の教室に帰っていった。
アタシも、教室に戻った
けど。
みんな今は理科室に居るので、
教室には誰も居ない。
今更行くのってどーよ??
でもアタシ、校内で有り得ないことされそうになったし。
罪無いしなぁ…
でも、あとちょっとで授業終わるからな…
ここで待ってよっと。
