「ばいばい!」 無理して明るく挨拶してみても 『あっ…ばいばい』 どこか敬遠されているかのような。 もう、正は側に居ない。 ひとりで帰るようになって、痛いくらいに実感した。 けど、こんなに痛いのに アタシって、ほんとバカだなぁ まだ、どっかに正が居る気がしていて…。 1人で帰ってるアタシに 『寂しいねー♪』 って憎まれ口言って、背中をぽんと叩いてきそうな。 そんな気がしてるんだ… .