それから……




どのくらい、

洋式便器のフタの上でぼやけていたんだろう。



もうアタシの頭も胃もからっぽで、立ち上がる気力さえない。



正たち…


どうなったかなぁ。



ごめんね2人とも…




アタシたち、2人なら大丈夫だって油断してたよ。




自分の体にムチを打って、

ふらふらしながらもやっとのことでトイレを出る。




その瞬間、

真正面にあった大きな鏡に自分の腫れぼったい顔が映る。




そだ…、千夏ちゃんも辛いんだ


1人にしちゃだめだ…。


はやく戻ろう




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