「OK! いいわ!いいわよ! じゃエド、ちょっとこの子借りるわね!!」 「ええっ?!」 セシルが次の言葉を言う間も無く、ベラはがっしりとした両腕でセシルを小脇に抱えると、 「ちょっとお洋服の採寸をするだけよ~。 直ぐに返してあげるから。」 後ろを振り返る事もなく、あっという間に姿を消した。