ミルクは壁に近付くと、その亀裂にそっと手を当ててみる。
すると
『認証完了』
どこからか無機質な声が響き、二本の亀裂の間にあった壁が瞬時に消えて無くなった。
(えっ?!)
ミルクは息を呑み、その向こうにある空間を見つめる。
そこには、今までガイと一緒に見てきた物とは全く異なるシステムのファクトリーが存在していた。
(あれは・・・そんなまさか・・・)
大人、子供、男、女・・・
様々な体形を持つ人型アンドロイド達が作業代の上に並べられ、天井から伸びる何本ものアームによってその体の内部が操作されている。
それらは、ミルク達がNANOへ来る手段に使った流線型の飛行体の中で見た、エネルギー輸送用のアンドロイド達に良く似ていた。
(でも、なんで・・・)


