「かわいいニコに手ぇ出しやがったら、只じゃおかねぇからな。そこんとこ、よーく覚えとけ! それから、お前の部屋はセシルと一緒だ。 あいつも一応、オトコ・・・だからな。」 「あの・・・」 何か言わなければと思いながらも、アルベルトはエドに言う言葉が見つけられずにその口を閉じる。 「分かったのかよ?おい!」 「え・・・あ、はい。」 エドは「やれやれ・・・」と頭を左右に振りながら、ドアの向こうへと姿を消した。