「あぁぁぁぁっ!
ま、まずい! これはまずいっ!!
アルベルト、お前それダメだろう。
どう見てもそのシチュエーション、ヤバイから。」
「え?」
ビルの声の後ろからバタバタという足音と共にエド・ブルーが走りこんで来る。
「ぬぁぁぁぁっ!!
おい、そこのアルなんとか!即刻ニコから離れろっ!!
だいたいニコお前、どうして今そんな格好してんだよ?」
「どうしてって・・・」
ニコルはふと自分の胸元に目を遣ると、途端にその顔を額まで真っ赤に染める。
「うあぁぁぁっ!! 何だよこれ!!」
「あの・・・えと・・・
さっきミルクちゃんが洋服が汚れてるから着替えさせた方がいいだろうって、そこのクローゼットからそれ出してました。
ていうか、アル、お前も気づけよ・・・」


