「ん? 納得いかないってか?
ははぁん、さては依頼人が相当な爺さんだったんだろ?
孫が欲しくてお前を創った・・・か?
だがそれも心配はいらねぇよ。
依頼人が真っ当な奴だったら、自分が死ぬ前にその権利を譲渡する事だって出来るんだからよ。」
「NOELまでだって・・・」
少年は消えそうな声で呟いた。
「あ? 何だと?」
「あいつは、NOELまでもてばいいんだからって・・・
言ってたんだ。
僕を創ったヒトが・・・確かにあの時・・・
そう言ってたんだ。」
少年はそう言うなり、ガタガタと大きく震えだした。


