「分かってねぇなお前。
そんな大っぴらにやったら、あの坊主にバレちまうだろうが。

坊主だけじゃねぇ。
どっかで坊主を監視してやがる誰かさんにもよ。」

「つかとっくにバレバレだと思うけどな。俺は」

「・・・。」

「ともかくだ。
今はニコを助けるのが先じゃねぇのかよ?

こうしてる間にもニコはヤバイ目にあってるかもしれねぇんだろ?!」

「だからユーロを行かせた。」

「行かせたって・・・エド、
ユーロだぜ?
あのヘタレのユーロが出来る事っていったら・・・

逃げ帰る事くらいだろ・・・」

「ガイ、仲間をそんな風に言うもんじゃねぇよ」

エドはニヤリと笑ってデータの入ったメディアを胸ポケットに落とす。