「じゃーなー!ナセにいちゃん!」 「気ぃつけてかえんだぞ!」 子供達がはしゃぎながら帰って行く。 ナセにいちゃん… ナセって言うのかな、名前…。 「ナセくんて言うんだね」 髪を靡かせて汗を額に流す彼。 『んー………おう。お前んちどこ?』 「すぐ近くだけど…」 『んじゃ、送る。』 グイッ 腕を握られて歩き出すナセくん。 『あ…。』 「わっ」 ナセくんが立ち止まり背中にぶつかる。 「ナセくん…?」 『家…どこ?』 シーン… ナセくんと視線がぶつかる。