タバスコ


「もう平気、ジュースが肺にいきそうになった。」


 久しぶりの笑い。



「うん話すね...。

 
 総ちゃん小学5年の時に引っ越してきたでしょ。

 その、 2年前にね


お父さんの仕事の関係でココに引っ越す事になって、それで『お別れ会』見たいな感じで、近くの砂浜で遊んでいたの。


でも、その...あたしの指を差したとこを見ようとして5メートルぐらいの崖から落ちたの。


ケガは打撲ぐらいだったんだけど、頭を強く打って...


彼の中にあたしの存在なくなちゃった。」


 
♪~♪*+♪~*+♪~*+♪

 ケータイが鳴った。