タバスコ


「ん? 軽めに投げてるよ」


と言いながら陸が投げた球をキャッチした。



「もうそろそろ本気で投げてもらってもいいか?浅瀬~」


 腕を組んで先生が足を小刻みにパンパンさせながら言った。


「ハイ」


ボスッ


シ~ン...



「スゲ~エ、速いよ浅瀬の球。女なのがもったいない。足手まといになるだろうから入れないつもりだったが、男子をひぱってってくれ。」



「は い。 おねがいします  。」