タバスコ

「おう浅瀬!お前だよな。転入生の、 とりあえずポジションは?」


「ハイ。一応、センターとピッチャーならやった事あります。」


「そうか、じゃあとりあえず投げてみろ」


「ハイ」


「お~い。山田~池谷~」


「ハイ」


「おいおい、いきなり4番の池谷先輩かよ。先生絶対あの女の子に入って欲しくないんだよ」


(あの~聞こえてますよ~(怒))


「じゃあ最初は軽めに頼むぜ~」


キッチャーの陸がボールをわたしに向かって投げた。


「おう!」
 

わたしは、いつもどうり肩慣らしに6割の力でボールを投げた。


 

ボスッ 



「お~い軽めでいいよ」


陸が焦った様子で言った。