タバスコ

はっきり言って、あたしは最低。


ナオやフウナたちのせいで店を出たことにしたくて、周りを振り回してる。


本当は総ちゃんと彼女が仲が良くて見てるのが辛かった。


どうしても視界に入ってしまうから、



悲しくなる..



「どうしたんだ?」


ポンと肩を叩かれ、振り返ると 総ちゃん!?


「何で泣いてんだ、おまえ」


「泣いてないよ。それより彼女は?いいのほっておいて。」


「あぁ~彼女じゃないよ。まわりにはそう思われてるんだけど、本命は他にいる。」


「じゃあどうしてあの子と手繋いで歩いていたの? 彼女じゃないのにそんなことするんだ。最低~」


私はあきれてスタスタ歩き出した。


彼もお店にもどっていった。