*お前を抱きたい*短編

次の日。


「柚由ー!ごめんね」


「小百合~!遅いよぉ」


待ち合わせの時間に1時間も遅れた小百合さんとデパートの中に入っていった。



最初に訪れたのは…



「こ、これって………」



小百合は矯正下着を手に取ったままニッコリ。



そう、下着屋さん。



「ほらほら、試着してみな!」


「…うん」



着てみたよ?

だけどね、








苦しいー!



「う゛…」


慣れない圧迫感に吐き気までしてきた。



「ガンバ!」


「う゛…、う゛ん!」


そうだ。

あたし、胸おっきくしなきゃ…!



矯正下着を買ったあたしが次に訪れたのは、本屋さん。


「ん~、あった、あった!」


小百合は美容コーナーに行くとパラパラと本を捲り始めた。


そしてふむふむ、と1人納得している。