*お前を抱きたい*短編


と、思い出話はこれくらいにして。


あたしはうなだれる隼人の隣に座って「どうかした?具合悪い?」と尋ねてみた。


隼人はパッと顔を上げると、真剣な眼差しをあたしに向けた。


どきん……。



やっぱり、あたし、隼人が好き、だなぁ…。



ぽわ~と隼人に見とれいると隼人はとんでもない一言をあたしに発した。









「お前を抱きたい」











「は、、、、、はい?」



「抱きたい」



「ガッキタイ?」



「抱きたい」




隼人があたしにずぃ!と迫ってくる。


え、え、えええ!!


もう、エッチするの?!


あたし達あの日以来、手しか繋いでないじゃん!