*お前を抱きたい*短編

次の日も、また明くる日も、デートがあった日もキャンセルして

あたしは体操をしたり、サプリメントを飲んだりしていた。


食事も胸にいい食品ばかり食べていた。


なのに肝心の乳は……



全く大きくなる様子を見せなかった。



な、なんでよ…?


あたし、こんなに頑張ってるのに…!




矯正下着だって…食べたモノを吐きつつも着け続けてるんだよ?


なのに…どうしてよぉ。


でもあたしは乳(あ、間違えた)じゃなくて、血の滲むような努力をし続けた。




そんな生活が一週間続いたある日。



久しぶりに隼人とお茶をする事になった。



あたしは早く家に帰りたかったのだが、隼人が半ば無理やりあたしを連れ出したのだ。