キーンコーンカーンコーン
調度、チャイムが鳴って。
「オレ、リレーは出ないよ?」
楓太はニカッと笑った。
「きっと山下の方が速いし、陸上部だし」
何を当たり前の事を。
「そりゃそうだけど〜」
クラスの女子はまだ不満がある様子。
「オレ、走るはの苦手なんだ♪」
え、走るのは、って、
「あんたただの運動音痴、モガッッ」
「はいはい、チャイムも鳴って授業終わりってわけで、ばいばーい♪」
楓太の大きい手に口を塞がれ、モガモガ言いながらあたしは楓太に引きずられ、教室から出ていった。
「何だかんだで、あの2人仲良いのよね〜」
「「ね〜」」
