0センチラブ





――中学生



あたしと楓太は無事、A校に受かった。



あたしにおいては、ほぼ奇跡だったみたい。



そのことに関しては広瀬家はもちろん、今野家も喜んでくれて、大騒ぎだった。



というか、隣の家の子供達両方が同じ進学校に行くって大分すごいらしい。






亜由美お姉ちゃんは、県外の大学に行った。

本当に、亜由美お姉ちゃんにはいろいろと助けてもらった。




別れ際、亜由美お姉ちゃんは、


『おめでとう!』



とだけ言って、
町を去っていった。



淋しいけど、頑張ろうって思えた。






あたしと楓太は、2人で一緒に学校に行って、お互い部活に入ったから(あたしは陸上部、楓太はバスケ部)、帰りも一緒になることが多かった。