0センチラブ



「お前相変わらず怖がりだな〜♪」



サングラスを外して、ニカッと笑う。



「千亜帰ってこないから、探してこいって言われてさ」


―高い身長。



「そしたらお前見つけてさ〜」


―長い手足。



「声掛けようとしたら突然走りだすから焦ったし!」


―あくなく整った顔立ち。



「早く夕飯食べようぜ♪」




―その、笑顔。





「……千亜…?」





ハッ!!!



あ、あたし、今何か飛んでた!?



やだやだやだ!!

あたしの馬鹿〜!!!