ひとつの大きな花火が轟音をたてて弾けた時、空ってこんなにも高くて広かったんだと思った。



夏の暑さに負けない花火。


私もこの花火のように綺麗に咲きたいと願わずにはいられない。


ふと、何気なく横を向くと尾沼さんが優しく笑っていた。