「ただいまぁ」
家に帰るとさっきまで自分の部屋にいたお兄ちゃんがリビングにいた。
「おかえり。どこ行ってたんだ?」
来たぁー…。
「ツムジ公園に行ってたんだよ」
平然をなるべく装ってお兄ちゃんに言った。
「なんで?ってか誰と?」
深くまで聞いてきた。
拓海と話してた。だけじゃだめだしなぁ…
メールですればいいだろう…とか言われそうだし…
考えていたらお母さんが助け舟を出してくれた。
「日向、向日葵にそんなに問い詰めたら可哀想でしょう?」
「だって気になるんだ。」
お兄ちゃんはお母さんにそう言った。


