｢ねぇ…、拓海？聞いてもいい？｣
あたしは気になったことを拓海に聞こうと思った。
｢向日葵の言いたいことは分かる。なんでこんなこと聞くのか…だろ？｣
拓海の言葉に頷いた。
よく分かってるじゃん！
｢日向くん何歳か覚えてるか？｣
拓海はお兄ちゃんのことを言った。
お兄ちゃん？
何歳だったかなぁ…？
｢27歳だったかなぁ…｣
拓海にそう言うと、拓海はふっと笑った。
｢日向くんの年齢知らないのかよ…｣
少し呆れているようにも受け取れた。
｢なんでぇ？お兄ちゃんの年齢と先生とじゃ何が関係あるの…？｣
拓海に聞いてみた。
