「ごめんごめん」 宏太君はそう言ってあたしのとこまで来た。 「うさたん、ごめんね? 宏太君は喧嘩を止めた人にそう言った。 「うさたんって呼ぶなっていつも言ってるだろう?」 『うさたん』と呼ばれてる人を見た。 あっ… この人… 「あぁー!!さっきの人だぁー」 「…へ?」 「なーにぃ?知り合い?」 宏太君はそう言った。 「さっき、廊下でぶつかった子ですよ」 拓海が制服からジャージに着替えてきた。 「あぁー!分かった分かった!」